平成29年度事業計画のお知らせ

遅くなりましたが、平成29年度の事業計画をお知らせします。

ねっとワーキングは実質的に昨年が初年度であり、元々立ち上げ人が当事者の保護者を中心に作った一般社団であるので、前年はほぼ「ペアレント・メンター事業」と並行して、事業を遂行するための「準備」に追われていた一年であったように思います。

また年末から1月にかけて最初の事務所の引っ越し、2月にはねっとワーキングとして初の公開講座、またペアレント・メンター養成講座を実施するなど、バタバタの状況の中なんとか実務をこなして来たという実情でした。

そのような中、足立区の福祉部や日本ペアレント・メンター研究会の皆さんに助けられてなんとか大きな問題もなく、28年度を終えることが出来ました。関係の皆様には心より感謝申し上げます。

平成29年度は、前年末に「東京都発達障害者支援体制整備推進事業シンポジウム」に当社団の代表が登壇し、多くの支援機関が高い関心を示されたように、今後、都内や関東近郊においてペアレント・メンター事業の推進に向けての新たな一歩を踏み出す時期となることが予想されますが、ねっとワーキングとしては先ずは地固めの時期と捉え、地域的なイベントを優先して行っていく計画となっています。

先ず、昨年度から継続して、個別相談「ぴあトーク」及び茶話会「ぴあサロン」を随時受け付けていきます。これはメンターさん2人と事業所内の相談室でお話頂いて、孤立しがちな発達障害に関わる子育てのストレスを少しでも軽減して頂くことを目的にした事業です。利用者は無料でご利用頂けます。（予約制です）

また、前年度事務所で行っていたグループ相談「ぴあサロン」を、各所の地域学習センターで開催しようと考えています。事務所に来ていただくのを待っているのではなく、実際に地域にメンターさんと共に出向いて行き、皆さんの生の声を聞いてみたいと考えています。

ぴあサロンと合わせて、キリン財団の「キリン・子育て応援事業助成金」を受けて、「サポートブック作成会」を地域の各所で展開していく予定です。これは成育歴等を綴る従来の福祉的な「サポートブック」と少し違い、子どもの特性で「良いところ」を綴ってみよう、という試みです。今年度10回開催の予定です。

障がい福祉センターの区民講座、前年もお手伝いさせて頂きましたが今年度も引き続き、発達支援コーディネーター研修や発達支援機関連絡会などに参加させて頂くことになると思います。

30年1月には、ペアレント・メンター―研究会のフォローアップ講習を開催する予定です。（日時、場所は未定）

また、最初にも書きましたが、都内及び関東近郊でペアレント・メンターに関わる期待が日々、高まってきているのを実感しています。先日も東村山のペアレント・メンター勉強会に参加させて頂きましたが、地域でペアレント・メンター事業を始めたいと思われている行政や当事者団体から様々な問い合わせを頂いておりますので、こちらも可能な限り、対応していければと考えております。

平成2９年度事業計画事業計画